〜 おゝしあまのさと 〜
 

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若狭水紀行

 

若狭は水の国と言われています。
左の画像は、 福井県三方上中郡若狭町にある天徳寺境内にある瓜割の滝と呼ばれている場所です。漬けていた瓜が水のあまりの冷たさに割れてしまった故事が名前の由来だそうです。
この霊験あらたかな水は駒清水と呼ばれます。
   
瓜割の滝の水源付近は聖地であるためみだりに人が入らないように竹の柵で厳重に囲まれています。
なお、天徳寺の開基は白山を開いたことで有名な泰澄聖人(秦 泰澄)です。
   
瓜破の滝の水源です。
世にも珍しい赤い水苔が生えています。
   
若狭姫神社です。
若狭姫大神(豊玉姫命)をお祀りしています。
女性らしいたおやかな気に満ちています。
   

若狭彦神社です。
若狭彦大神(彦火火出見尊)をお祀りしています。
男性らしい凛とした気に満ちています。

若狭姫神社と若狭彦神社を合わせて遠敷(おにゅう)明神と呼び、若狭一之宮に列せられていました。

 

   

奈良時代、東大寺二月堂の修二会で実忠和尚が全国の神々を勧請した時、若狭の遠敷明神だけが魚釣りに時を忘れて遅参してしまいました。遠敷明神は 遅参のお詫びとして、毎年必ず若狭の水を送ることを約束されました。

 

東大寺二月堂の若狭井に水を送る行事がお水送りです。
お水送りは鵜の瀬で行われます。
伝説によると、鵜の瀬の水中洞窟と東大寺二月堂の若狭井は繋がっているそうで、鵜の瀬に紙縒を流したら二月堂の若狭井から出てきたというお話もあるようです。
左の画像は鵜の瀬を写したものですが、鵜の瀬は三十数年前の水害で大きく変貌してしまったとの事です。

 

   
毎年三月二日にお水送りの行事は行われます。若狭神宮寺を出発した松明の行列は、一路鵜の瀬へ向かいます。
行列は延々二キロにも達します。
   
鵜の瀬のほど近くに、野生の椿に囲まれた神社があります。白石大明神です。
白石とは、鵜の瀬の巨大な磐座を指します。
   

白石大明神から車で一〇分ほど行くと、人魚の肉を食べて不老不死になってしまった八百比丘尼のお墓があります。
ここは八百比丘尼終焉の地ではなく、生誕の地なのです。

 

   

※コミック「陰陽師第八巻」は、入念な取材の元に描かれていたのですね。

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