〜 おゝしあまのさと 〜
岩戸山
岩戸山(亦名 日室ヶ嶽・城山)は皇大神社近くにある標高四二七メートルの山で、美しい錐の形をしています。この山は千古斧鉞を入れざる神体山(神奈備)であり、夏至の日の夕刻、皇大神社の遙拝所と呼ばれる場所から岩戸山を眺めたならば、夕陽は岩戸山の頂上に沈むと言われています。頂上付近には倭姫の磐座と呼ばれる巨大な岩の構造物があるとされており、昭和初期、偶然山頂に至った(神体山故に道がなく、通常登ることは不可能)数名の人たちによってその存在が確認されている模様です。近くからは縄文時代のものと推測される祭祀跡も見つかっている事から、縄文時代には既に岩戸山が信仰の対象となっていた事が伺えます。
※丹後元伊勢伝説より抜粋
上の画像は皇大神社の遙拝所から撮影したものですが、左の画像は平成十二年四月にMS調査隊が大江山に登山した際撮影したものです。 岩戸山がどの角度から見ても美しい錐の形をしている事がお解り頂けると思います。
左の画像は、平成十三年六月二十一日午後五時十五分に皇大神社遙拝所付近で撮影したものです。夏至の夕陽が山頂に沈むと言われていたのですが、ご覧のように若干ずれていました。私的には本来の遙拝所から見れば山頂に沈むのでは?と思っています。
六月十九日、二十日は当地方は大雨で、二十一日も厚い雲が空を覆っていましたが、正に山に隠れようとする数分間だけ、太陽はその位置を示してくれました。
「どうしても太陽が見たい」と願っていた私に、絶好の機会が訪れたのは平成十六年の事です。
平成十六年六月二十一日、この日丹後地方は季節はずれの台風の直撃を受けました。が、夕刻には天気が持ち直し、皇大神社遙拝所に於いて神事がしめやかに行われました。
台風によって大気の塵が吹き飛ばされ、雲ひとつない西の空に、太陽はゆっくりと沈んでいきました。
正に神々しい姿でした。