H2の闘病記 その2
病院を探す
平成12年に入ると、私は転院する病院を探し始めました。最初に入院したA病院はパスして、B病院→C病院と渡り歩きました。握力低下が最も気になっていたため脳外科と整形外科を中心にまわりましたが、どちらの病院でも原因は特定できず、やはり神経内科受診が妥当ではないかとの結論に至りましたが、困ったことに近所に神経内科のある病院は私が最初に入院していた病院のみで、他院へ転院して治療を受けようと思えば自宅から100キロメートル以上離れた所へ行くしかありませんでした。その事をC病院の整形外科医に相談してみると、意外な答えが返ってきました。
「隣の市になりますが、D病院に昨年から神経内科が設立されたのでそちらへ行かれてはどうでしょうか?もしもあなたが本当に重症筋無力症ならば、A病院の神経内科の実体は精神科ですから、治療を受けることは事実上不可能だと思います。」
(゚Д゚)ハァ?
取り敢えず最悪の事態だけは回避できたようなので、私はいそいそとD病院の転院手続きをとりました。
確定診断
D病院の神経内科はわずか2回の診察で重症筋無力症(MG)の疑いが強いとの診断を付けました。
重症筋無力症・・・・かなり深刻な病気です。厚生省(当時)の特定疾患に指定されている病気で、根治は難しいとされています。
診断には
1.筋肉が疲れやすく、休むと回復する
2.筋電図に特徴的な所見がある
3.血清中に抗アセチルコリン受容体抗体がある
4.血液検査が陽性であること
が必要であるとされていますが、1と2は確認できても3と4は確認できなかったので、治療を開始する前にセカンドオピニオン(※)をお願いし、D病院に紹介して貰ったE病院の診察を受けてみることにしました。
※セカンドオピニオン
診断や治療方針について主治医以外の医師(病院)の意見を聞くこと。普通はセカンドオピニオンを主治医に申し出れば、検査資料・紹介状等を用意してくれる。現在ではセカンドオピニオンを拒否する医師は信用してはいけないとまで言われている。